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11 「サンオ(鮫)」10話レビュー 影の攻勢

「サンオ(鮫)」10話レビュー 影の攻勢
2013-06-27 06:06



・心証と物証

アバラ屋で会ったあの日のように、お酒を飲めば率直な彼の顔を見ることができるんだと思った。 
沖縄のように、ハン・イスと呼べば彼が振り向くんだと思っていた。 
12年の間笑うことができなかった話をすれば、あの日の湖のように気の毒な顔で眺めるんだと期待した。 彼は同情した。 
忠告をして、私の話を聞いてくれた。 
でも彼は人を信じず、信じてみたい私を不思議に思う。 
調べてみることができると思ったけれど、初めて会う瞬間目の前に閃光が放たれたりすると思ったけれど、彼はイスではない。 
胸は目の前にある人がイスだと言うが、頭はそんなはずがないと結論を下してしまう。

初恋はいつも美しい標本のようなもの。
歳月が流れ水気一つなく乾いてしまっても、生きているどんな存在より生き生きと芳しい仮想の存在。
ヘウは考える。
イスを調べきれないのは、私が変わったからかも知れないと。
歳月は流れ、ヘウもジュンヨンも以前とは大いに違う。
ジュンヨンは配慮ある夫でありホテル本部長になったし、絵を愛した斜にかまえていたヘウは愛嬌あふれる妻となり検事になった。
そんなことがなくても、イスが変わるのは当然のこと。
ましてあのような途方もない事件を体験したイスが依然として寂しくて暖かい十八の少年であると考えるのは、過去が現在より強烈なためだろう。

ヘウは漠然とした心証より確実な物証を探そうとする。
沖縄のおじいさんが嘘をついたのではないならば、彼の顔が変わったのには整形もあるえるのだ。
いつ見ても凄惨な事件現場と血痕。
あれ程の傷だったら顔が壊れるのも無理ではないから。
事件現場周辺の外科病院を探して目撃者に会おうとするヘウ。
だが、目の前で広がることが彼女の行く手を防ぐ。

・止められない

イスを探して、止まらなければならないと話すヘウ。
ハン・イスと呼んで、私の顔にイスを見るよう努める彼女を見れば、イスを探さなければなければならないと涙を浮かべるその目を見れば、全てのことを無に戻したい。
その場にも走って行って抱きしめて、帰ってきたと、言いたい。
全てのものがイスのように見える病気にかかったヘウと同じように、全神経がヘウに向かう病気にかかったイス。

彼女はイスが止まってくれることを願うと言った。
しかし、本当にそうなのか。
1つの目標だけを見つめて生きてきた彼の復讐を止めるということは、生きてはならないということ。
これ以上揺れてはならない。
神の計画が偶然を装って羽をくじいても、もう2度とクソったれな神のために翼を止めて墜落することはできないから。
戦いは始まり、小さな応戦を開始した。

・信じたくない真実

いくら父が憎くても、チョン・マンチョル殺人犯とされる瞬間には、娘の立場で事件の進行を遅れさせたヘウ。
ひき逃げは明らかに重罪だが、意図した殺人ではなかっただけに父を殺人者とは考えたくなかった。
しかし、自分の行動のために多くの人が死に追い込まれた事件を前にして、不運だった、タイミングが良くなかった、道にたまたま落ちている糞を踏んだ程度にしか考えていないウィソンの行動にヘウも嫌気がさす。

妻の父が過去離婚の口実だった不倫女性とまた会っていたという事実、それも自身とヘウの結婚式当日の夜に一緒にいたというのはジュンヨンとしても不快で信じたくないことだっただろう。
しかも正直さの見本だと考えていた自身の父がそのような妻の父の事件に巻き込まれた時は。
何度か、父とウィソンの間に流れた微妙な雰囲気に気づいただろうし、ヘウから何を聞いたのかと戦々恐々する父を見て疑わしかったジュンヨン。
しかし、まだ信じたい。
父だけは妻の父とは異なっていると。

・違うの顔の理由


顔が違う理由は二種類あるだろう。
他の人や、顔を治したような人や。

写真の中の<サングク>がチョ・サングクと違った理由は、その子がチョ・イクソンの息子ではなかったり、チョ・サングクが写真の中の子ではなかったり、チョ・サングクの顔が変わったから。
チョ・サングクが本当に息子ならば顔を治したはずが無い。
独立活動家の子孫であることを自慢する人が最も重要な証明である顔を治すわけがないから。

歳月が流れ顔が変わったとしても過度に違えば納得は難しい。
それなら写真の中の子がチョ・イクソンの息子ではない可能性は?
1950年、写真一枚が撮りにくい時代に息子と同名異人である他人の子と写真を撮ったわけがない。
結論はチョ・サングクが写真の中の子でないケース。
チョ・サングクが独立活動家の息子を詐称したというのは情況上結論を出すことができる。
問題は詐称の方法と範囲がどこまでかということ。
しかし写真が消えてオ刑事が死ぬことによって真実は再び迷宮の中に陥ってしまった。
イスが計画した復讐の次の段階も。

・影の逆攻勢

イスがチョン・マンチョルを殺したのは彼とチョ・ウィソンとの関係のためだっただろう。
<ロト>というファイル名の盗撮映像は生前のチョン・マンチョルがオ刑事に話したように、チョ・ウィソンからさらに高い金をひき出すためにチョン・マンチョル自身が撮った映像のようだ。
二人の関係は直ちにひき逃げ隠蔽の証拠で、その内容がそっくり入れられた映像を得たことはイスの立場では相当な収穫だっただろう。
だが、チョン・マンチョルは14番ロッカーから出た写真に対して感を掴めなかったようだ。
もし感をつかんだとすれば、すでに12年前にチョ・サングクに会って一儲けしたはずなのに、少しずつチョ・ウィソンを脅迫する映像を撮るほどの貧した方法を使っていたなら、知らなかったことは明らかだ。
したがってイスに口外しなかったはず。
それはチョ・サングクの方も同様だっただろう。

オ刑事がチョン・マンチョルの内幕を探ろうとしたことは彼が約束したロトのためかもしれないし、人間的な情理でパートナーの殺人犯を捉えようとしたことでもある。
どうであれ彼の動きで写真が発見されたし、ハン・イスとチョ・サングクは同じ線上で戦いをすることになった。
もちろんハン・イスがどこにいるか分からないので、まだチョ・サングク不利な立場。
だが、人生がむなしい山ではないように、彼は見えない敵を引き出す熟練した方法を知っていた。
オ刑事に静かに追いついたイスがほぼ写真を手に入れたその瞬間、写真を奪い、オ刑事を殺してイスの仕業に偽装するチョ・サングク。
いつもそうしたように、自身の罪を誰かにひっくり返してかぶせる知恵がある。

人々にはまだベールに包まれたハン・イス。
事実、彼の攻撃はインパクトが少なかった。
動機も犯人も証拠も不明な身元不詳の未解決事件であるだけ。
しかし全く同じ手法が二回以上繰り返されればどうだろうか。
人々は胸に赤い円が描かれた連続毒殺事件に注目することで、犯人は明らかになるしかない。
どうせ正体が明らかになることならば、迷ったり遠回りする必要はない。
感傷に偏って彼女が受ける傷跡を心配するほどの時間も今はない。
チョ・サングクの逆攻勢はイスの復讐により一層火をつけ、これからは全面戦争に突入するだろう。

クランブルーホテルを奪ってカヤホテルに打撃を与え、ひき逃げと不倫記事でチョ・ウィソンのイメージに泥を塗った。
そしてヘウにとって信じたくない真実を明らかにするようにした。
富と名誉、そして人を失うようにするイスの計画。
ジュンヨンの言葉通り、人を信じなければ、人を失い、全てのものを失うことになる方法。
ヘウが真実を明らかにするほど、信じていた父と祖父を失うことになるだろう。
チョ・サングクとウィソンもやはり、家族なのに自分たちを攻撃するヘウを信じられなくなるだろう。
家族皆が人を、大切なお互いを失って、全てのものを失うことになるだろう。
イスがこれ以上何も失うことがない人になったのと同じように。

※本レビューの説明、例、推測などについてはレビュアーの意見で、ドラマの内容と異なる場合があります。

http://nbbs.kbs.co.kr/section/board/bbs_list.html?bbs_cd=2td_shark_blog01&seq=132565

*9話と10話を一部混合して掲載していましたので、修正を行いました。*
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by sang-eo | 2013-06-29 11:11 | →シャハールの水族館 和訳

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