韓国ドラマ サンオ(サメ) 資料室

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[ドラマサメシャベルシリーズ]サンオにはなぜいつもシャガールが出るのか HAPPYDAY 著

[ドラマサメシャベルシリーズ]サンオにはなぜいつもシャガールが出るのか HAPPYDAY 著
2013.06.20 12:22 7/6現在 推薦数 3 サンオカフェより



サンオでシャガールが主要なキーワードなのは、みなさま良くご存じの筈です。
イスがイカルス、それで墜落が予定された運命ということ、イスとヘウがオルフェウスとエウリディケの運命で結ばれてきているということを、何かそんなものたちは、おそらく熱血サンオのファンにとっては常識のような話だろう思います。
ハッピーはここで一つを更に添付して申し上げたいと思います。

サメ1話をみながら、ハッピーは大きな衝撃を受けたということです。
それなり口悪監督様の忠実な(!)ファンにより、口悪監督様の画風に慣れていると思っていたが、サンオの画面は何かすごく違って見えるでしょう。
一体何が違ってそんなのか…と首をぐるっぐるしたところ、シャガールがトゥドゥン~!!って現われたのです!!
まるで解けない数学の問題の解答紙を受けた感じでした。

ハッピーのこれまでの文を読む方しか分かりませんが、サンオは....

1.極端なアウトフォーカスで人物にだけ集中して背景を飛ばす
2.周辺、アウトラインが押しつぶされぼやけたフレームを配置する。
3.大げさに明るいトーンを維持する。
4.物体の実際の色の代わりに簡略化された心理色を使う。(ほとんど緑)
5.画面は固定だが、画面がぼやぼやと(!)なのに妙に躍動的な感じがする。

などなど特徴があります。
ところがこの特徴をそのままシャガールの絵で持ってきても全くおかしくありません。
サンオの映像モチーフになったと思われるイカルスの墜落を1度見ましょうか。
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どうですか?
画面もやもやとして、画面は過度に明るくて、画面は静的なのに何か躍動的だよ!!!!
あの下の村たちは緑にすっかりつぶれていて、イカルスにだけ焦点がトァッ!!
そうです。
サンオという作品は話の構造だけでなく、画面そのものがシャガールのこの作品を再現しているのです。

そうなると画面のほとんどが緑色で満たされていたのも、説明になります。
<イカルスの墜落>に書かれたメインカラーは緑と赤ですが...サンオもメインカラーを緑にして中間中間に赤でポイントを与えたのを見ることができます
(会社でこっそり作業中だからイメージがありません。ただ...皆さんの記憶力と想像力を動員してください(泣))
*ドラマをこれからでも良く見て下さい。植木だったりオブジェだったりとワンポイントの赤をあらゆる工夫で自然に、違和感無く取りこんであります*

事実、前まで悪口会社魔の作品世界は赤、黄、青の三原色を主調としていました。(復活は・青・黄、魔王は赤と青です)
ところで、今度は微妙に違ったカラーが使われていて、あれがどんな意味かと苦心をしていたが、正解は意外と近く、シャガールにありました。

このような画面が出るようになった起源をさかのぼると、おそらくジウ神工が書かれた一行のセリフ。

<シャガールを好きな理由は悲劇を美しく描くところなの>というヘウの言葉が出発点であるのです。
それで口悪監督様は「あ、サンオは悲劇を美しく描くそんなドラマとして描かなければ>と思ったので、シャガールのぽわんぽわんファンタスティックキランキラン雰囲気をコンセプトに作品を構想したみたいです。

事実シャガールは本当に数奇に生きた画家だったそうです。
激動の近現代史でユダヤ人に住んでいたんですよ。
故郷のロシアを離れて諸国を転々としながら同胞たちがユダヤ人という理由で虫のように虐殺されるそのような現実を耐え、生きていました。

それでシャガールはだんだん幻に逃げて行きます。
彼の絵にはきれいな恋人と、家畜と、サーカス団員たちと、故郷の穏やかな隣人らと何このような暖かい記憶の断片たちがパステルトーンのきれいな色の上をぽっかり浮いて通います。
苦痛もなく、悲しみもなくてただ朦朧とした幸せだけをいるそんな夢のような世界です。

さらに、イカルスの悲劇が描かれたこの絵だけでもそうです。
落ちるイカルスもそれなりに平気なようであり、さらに町の人たちは群がって集まって見物をします。
牛がのんびりと歩き回る緑色の村に向かって'墜落'というよりは'降臨'に近いほど美しい姿でイカルスは落ちてきています。
たったの何秒後にこの青年は血と骨が分離する(!!!)悲劇を迎えるのにね。

ドラマサンオもまた、そうです。
血が乱舞する復讐劇なのに信じられないほど美しいです。
検事として出てくるヘウは女戦士というよりは女神のような姿で、悪党チョ・サングクは緑色のセーターを着てキラキラな背景の中に腰掛けています。
すべての画面は夢のように明るくて、朦朧として、ぼやけています。
こんな風にこれらの悲劇は美しい幻想で上塗りされた一枚の絵のように表現されます。
まあ、かっこいい~。!!!!

だから視聴率がちょっと涙目でイライラしますけど、どこかに行って誇りに思ってもいいです。
皆さんは、国内唯一のシャガール風(!!)のドラマを見ているのだからっ!!!

d0260397_12501156.jpg

PS.
シャガールのイカルスを見て面白いくつかを発見しました。
美術史本のどこにも出ていないハッピーの過大解釈です。
この絵は本当に多くの人物たちが描かれていますが、その中でとても目立つ2人の人物がいます。

一つは図の右、地平線と空がぶつかるその地点に立っている長い髪の男です。
ほかの人たちは緑と赤の領域にあるが、この男だけが唯一黄色の領域にあります。
そしてお祈りするように両手を揃えています。

私はこの男が預言者、あるいは神そのものだと思います。
世の中のすべての悲劇を淡々と眺めている神。
イカルスの悲劇がただ凄惨にさえ見えないのは、まさにこの神の視線の中にあるためかも知れません。
人間の目には<悲劇>だが、神の目では<摂理>でしょうか。(例えば、イカルスがこの世では全身がばらばらに分解しつつ死んでも、目が覚めてみるとウルトラナイスした天国かもしれないじゃないですか。^^)

2番目の人物は画面中央、つまりイカルスの目が行き届くまさにその地点にいきなり横になっている裸身の女です。
私もこの女を今日初めて発見してびっくりしました。
この女の正体が何か、いったいシャガールがどんな考えで描き入れたか本当に知りたいですね、
ハッピーの考えでは、あの女はすでに死んでいないかと思います。
だらりと垂れ下がった手足と異常に折れ曲がった木、何よりも多くの人たちの目の前に裸で倒れているという点がそうでしょうね。

この女性を見てすぐヘウが浮上するしかないのですが。
イスは墜落してヘウは無力な存在でしかないサンオの中の二人の運命を見てるようで本当に悲しかったのでした。
もちろんこうしたのはすべて妄想で、真実は当時、シャガール性的に欲求不満だったなんてね。
そんな理由かも知れません....アッハッハッ
とにかく芸術というのは解釈する人の自由ではないですか^^

以上、シャガールを見ながら書いたハッピーのシャベルシリーズでした~!!!

http://cafe.naver.com/kbsshark/5117
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by sang-eo | 2013-07-06 12:58 | →HAPPYDAY 著

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